スキャニング・システムがうまれるまで
NOF(NCR Optical Font)システムは、当時急激に進んだ映像処理技術を応用したシステムです。当時コンピューター業界では機械で印刷した文字を光学的に誌み取る装置が開発されていました、NCRはこの技術を応用してレジスターの記録紙に印刷されたデータを読み取ることを考えつきました。
こうして1962年に発表されたのがNOFレジスターであり、NCR 420 Optical Journal Readerです。
特珠な形の活字(FONT)で記録紙を印刷し、これを毎秒52行という高速で読み取り、そのデータを直接コンピューターにインプットしたり、紙テープあるいは磁気テープに転換するのがNCR420です。
もちろん420には取得すべきデータを取捨選択するプログラミング機能が用意されており、これによって小売案は自社の必要とするデータを、レジスターの記録紙から自由に入手することが可能となったのです。