どうなってるの? バーコードとスキャナー
白黒の縞模様のバーコードは、スキャナーで「ピッ」読み取ると、コンピューターで処理されデータになり、商品名や価格がPOSレジに表示されます。
次に、商品名や価格がどのような仕組みでレジスターに表示されるか見てみましょう。
図 : PLUの仕組み
現在お店で売られている商品数は大変な数にのぼります。
そこで、日本では国が中心になってJANコードという標準化されたバーコードが制定されました。このJANコード導入にあたり今からちょうど20年前、たつみチェーンで店頭POSスキャニング実験が行われたわけです。
各お店のストア・コントローラーと呼ばれるコンピューターに、店内の全てのPOSターミナルが接続されています。このストア・コントローラーには店内で売られている全ての商品の価格などが保存されているPLU(プライス・ルックアップ)ファイルが入っています。
POSターミナルについているスキャナーでバーコードが読み取られると、PLUファイルを見にいきます。このPLUで該当する商品の価格を確認した後にPOSターミナルに価格が表示されます。
ほんの一瞬でこうした処理が行なわれるのは驚きです。
たくさんのお店が各地で展開されているチェーン店などの場合、本部とのやり取りはどうなっているのでしょうか? 本部にはPLUのマスター・ファイルがあります。新商品が入った場合には、本部でPLUに商品の価格登録を行ないます。そのファイルが、ネットワークを通じて随時各店舗に送られて、全店で統一した商品登録/価格登録ができるわけです。